SNSの発達とともに便利な世の中になり、私たちの暮らしは豊かになったように見えます。
情報がスピード感をもって行きかう時代となり、映画も2倍速で見るなんてことも最近ではめずらしくないそう。
2020年に感染症が流行したことも追い風となり、人間はより便利で効率的なものへと傾いたかのように見えました。

ですが、本当のところはどうだったのでしょうか。

距離を飛び越えて顔を見ることができる便利なツールができました。
けれど私たちは、直接会えない・触れられないことの物足りなさに、人の温度の愛しさを思い知ることとなりました。

以前より使われていたSNSも、より活用されることが増えました。
一人でいるのにまるでいつも誰かといるような不思議な感覚。
余白の時間を失ったことで自分と向き合う時間が減り、自分が何を感じているのかを反芻する時間は以前より少し減ってしまったかもしれません。

もちろんそれらを全部否定するつもりはありません。
これからの時代、切っても切り離せないものであることは言うまでもないし、間違いなくスピード感を早くするという意味でIT技術は特にビジネスにおいて貢献しているし、確実に人間にとってプラスになっていることは明らかです。
SNSの発達で救われた人たちがいることもまぎれもない事実です。ですが、それだけでは味気なく感じるのもまた人間です。

私たち人間は、心の柔らかい部分で物事をキャッチし、感じることができて、いつくしむことができる。
穏やかに流れる時間を共に共有する、生き物・植物・自然と共存することを本能的に求めています。
けれど意識をもってそのための時間を確保しなければ、うっかりそれを忘れそうになる時代に生きています。

誰のためでもなくただ自分の心が満たされる時間。
大好きな自然に囲まれて、私の庭や自分の生きる世界を私の手で作り上げることに没頭する贅沢な自分時間。
目にうつるものすべてが思い入れのある、ずっと長く大切にしたいお気に入りのもの。

Liite(リイテ)とは、フィンランド語で「愛着」。
わたしたちは、あなたがあなたであるための心満たされる空間づくりや、あなたの「私時間」をより満たされたものにするためのお手伝いをいたします。